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脳卒中・・・42

感情・知覚・センス・記憶力・判断力・理解力・予知能力・・・・など障害には気がつきましたが、それが右脳特有の障害なのか、果たして以前とどれくらい違っているのか、判らなければそれでもいいのですが、はた迷惑にはなるかもしれません。
味覚、視覚、聴覚は変わりました。あまり好きでは無かったパンは大好物になりましたし、好んで食べたものすごく酸っぱいものは、今では乳酸飲料でも酸っぱくて飲めなくなってしまいました。
近視は良くなり眩しいということを知らなかのだが、サングラスが必要になったり、好きだった音が雑音のように耳障りな音に聞こえたりします。でも少しずつ昔に戻っていくようです。

記憶力、これはとんでもなく悪くなりました。
昔のことはちゃんと覚えているのですが、病気以降のことはどんどん忘れて覚えようとしても覚えられません。
人の名前など何度聞いても覚えることができないし、新しいことを理解することも大変です。
大工仕事は好きでやっていましたから、その展開図を頭に描くことは出来るのですが、今まで経験の少ない裁縫では布をどう裁断してどんな形になるのかを思い浮べてもさっぱり思い当りません。それを昔よく使った折紙に置き換えると、やっとなんとなく解るという具合、まるで応用のきかない頭なのです。

あくびがすぐ出るというのも障害の一つでしょう。真剣に人が話をしているのにあくびをするとは不届きだなどと思うかも知れませんが、真剣に聞いていても、眠くなくてもあくびが出るからしかたない。真剣にやっているから脳が酸素をたくさん使い結局酸素不足であくびが出るのかも知れません。

人と対話をすることが難しいということも困った障害です。
話を聞いて、それに答えるために頭のなかのデータを分析して、相手の話と照らし合わせて答えを組み立て、話すということは、他の動物になどとても出来ない高度な頭脳労働なのに違いないのですが。
考えて答えようとするだけで手や顔が硬直しはじめることがわかります。そしてのどがからからになって、ぶるぶるふるえて答えようとしてもまともな返答が出来なくなってしまいます。
話でも、冗談などはは何も考えないのにでしょう、詰まることなく口からでるのですから。
by takaryuu_spring | 2007-03-18 21:29


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