脳卒中・・・39

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スノーポール

リハビリで大切なことは動かすことより、正しく動かすことの方です。
少し動くようになるとよろこんで一生懸命リハビリに励むのはよいのですが、忘れられた、動きのなくなった部分をそのまま、たとえば歩くのは足を前に動かすのだよななどと、その部分だけの動きとして覚えると、どうしてもぎこちない動きになり、それは同時に持久力を欠く動きでもあります。だから出来るだけ正しい動きを意識してリハビリをしなければいけません。

人間の体は部品で出来ているのではなく全体として人間の体であり、その部分として手とか足と呼ばれる部分があるにすぎません。
だから手を動かすという動作の場合でも・結果手が動くのであり手だけをを動かすのではありません。
極端にいえば体全体を使って一本の手を動かすのです。

誰にでも経験が有ることだと思ういますが、寝違えて首が曲がらなければ、手も使いにくく、そうすると歩くのもなんとなくびっこになってしまうものです。足の小指一本でも痛ければまともに歩けないし、目がピクピク痙攣しても顔全体が気になって何もできません。
つまり人間の体に部品などなく、どこも人間の部分だということです。

正しく右足を上げて歩くためには、左手の親指を天に向けて大きく振り、腰の筋肉を斜め上からひっぱり上げながら股関節の中に大腿骨が納まるように、そして右足を上げて歩いているのです。
小学校一年に習った行進の歩き方は実に正しかったと思い起されます。

足の動きだけに注意していれば、骨盤から大腿骨が斜めに繰り出され、それは脳卒中歩きの外回りに足を回す不様な歩き方になってしまいます。

歩行はほんの幼児の時から無意識になされているので、脳を患い改めて人の歩く姿を見ると足だけが上手に動いているように見えるますが、そうではなかったのです。
今初めて脳卒中になり本当の歩き方が壊れたのですから、その時初めて産まれたと考え直し、意識して歩かなければなりません。
どの運動はどの部分とつながりが大きいかを、自分の健康な方をしっかり観察して、それを悪い方にあてはめればよいのですが、それが無意識になされていることが多いものだから結構難しい。
案外遠くの関係ないような筋肉がキーポイントだったりするもので、足なら手の先、腰、首それも右も左もすべてチェックすることが大事です。

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by takaryuu_spring | 2007-03-15 17:18


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