夢について考えたことがありますが?夢か現かそれぞれその中にいるとき判断がつかないようですよね。高校の時ニーチェの『神様の手』という本を図書館で借りて、ページをめくりました。クラスで文集が時々出されていて、僕は『神様の夢』という文を書いた覚えがあります。
人間の夢でさえ夢と現、そして夢の中では現在過去未来の区別もないのだから、神様の夢ならそれが実態としてあるのだろうというような主旨で書いたと思います。タコさんの『僕が好きなのだから、あの子は僕を好きにならなればならない』という内容の絵つきの文も面白く覚えています。
ところで、夢に色がついていますか?「勿論青く広がる海の夢なら青い色を見ているに決まってる」というかも知れませんが、モノクロの写真でも映画でもいい写真からは、深く青い海が頭に浮かびます。味も匂いも手触りも、つまり感覚に関することは現と夢とは少し違うようです。努力して色の夢を見ることができるようにはなりましたが、僕の場合は総天然色ではなく、部分的に感激した色だけ覚えられるようでした。音は実際の音が夢に入り込んでいる場合が多いようでした。
大きなインコがいて、それが突然噛み付いてあまりの痛さに飛び起きたら、痒いところを思い切り自分で抓っていました。掻こうとして命令が上手く伝わらずに抓っていたのです。
20歳頃のことです。人間5つくらいは夢を見ると聞いているのに、夢を見たような気がするのだけれど覚えていられない、なともしゃくに触って、夢を見る訓練をしていました。見たら直ぐ起きるように意識しまし、起きてその夢のポイントを書いておいて朝になって思い出そうとしたのです。枕元にノートを広げ、暗闇でも探せるように鉛筆を挟んでおき書くことにしました。しばらくすると、起きられるようになり、ノートに書くのですがどんなに真剣に書いてもぐにゃぐにゃの線ばかりでした。それより早く夢を覚えていられるようになり、書くという大変な方法はやめにしました。
毎日3本くらいは覚えていられるようになり、夢を見ながらこれは夢だとか、これは夢の中の夢だとか意識もできるようになります。でも寝ぼけていて夢か現か判断が難しくなることもありました。
デートの夢とか美味しいものを食べている夢が途中で終ったときは悔しいもので、続きを見られたらと思い、念じると続きを見られるようになりましたが、大抵で出しだけ続きで、ドラマは繋がっては行きません。あれから40年経っているのですが、あの頃の続きがしたくなっています。
[PR]
by takaryuu_spring | 2006-11-28 21:40


<< 28日朝日新聞夕刊 夢 >>